2010年6月25日金曜日

「アクセス」からの飛翔

誉田哲也にとって「アクセス」は、ごく初期のもので二作目か三作目かである。
以後の作品に比べれば、幾つかの欠点は目立つが、まあいいだろう。
金を出して買うエンターテイメントのレベルだからあまり気にしないでいい。
最も気になるならば、以下のように答える。

では、「アクセス」は読まなくてもいいだろう。
そんな作品であるが、誉田氏はこれから飛翔するというメルクマールとして読んでおくのは、悪くない。

読まなくていいというのは、単体として見るときセンチメンタリズムに流れすぎているのと「マトリックス」の臭いが作品からしすぎるのが気になるからだ。

まあ、それもこれも読んでみなくてはわからない。
誉田氏を追いかけるなら、仕方ない。
読んでみるか、である。

そして、けどなあ…である。
困った作品である。

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