2010年7月27日火曜日

ブラックジャックによろしく

「ブラックジャックによろしく」を読み継いでいる。
しかし、マンガというものはまったくもって侮れない。
むしろマンガこそ、と言っていいのかもしれない。

わが畏友板垣恵介のバキシリーズにおける彼の苦労も聞くたびに感化されるし、その内情を知ってしまってからいくつかのマンガに驚嘆の声を上げる。

マンガは売れなければならない。
そして、売れたものこそ本物が多いという事実がある。
そこが、軽軽しく芸術云々してしまう小説とは違うのである。
(もちろん、小説にも度肝を抜かれる作品はあるのだが…)

標題に掲げた「ブラックジャックによろしく」だが、恐ろしいほどの取材力だと思う。
さらに、これだけの重い話題をよくぞ売れるところまでもっていったものだと感心する。
わたしは、マンガのいい読者ではないので佐藤秀峰氏のほかの作品を知らないが、まったくもって端倪すべからざる作品です。

この夏、ご一読をお勧めします。

ラベル:

0 件のコメント:

コメントを投稿

登録 コメントの投稿 [Atom]

<< ホーム