食の師匠曰く
市販されている料理本に書いてあることは本当のことなのですが、書いてないことがあるんですよ。
その書かれていないところを知っており、そこへ注意が行くというのが、料理人ということで、その注意の行くレベルを知れば、その人の持つ料理へのこだわり、その人の力量がわかるということです。
そんなことをおっしゃっていた。
ま、その極致が西健一郎というわけです。
とにかく、その料理本には書かれていないこと、あまり強く強調されていないことのひとつをあげれば、(ほんとは、ダメなんですよ、こんな企業秘密を公開するのは)何だそんなことかと思われるようなことなんです。
そこで、何だそんなことかと気にもとめないようでしたら、あなたは料理に向いていません。
(料理に向いていないのは、決して恥ずべきことではないですよ)
おぉ、なんて思ったら、料理はあなたを深めてくれます。
しっかり、これからも料理にかかわってください。
大根と油揚げの煮物を師匠に食していただいたときに、師匠曰く
山本さん、大根の青い部分があるでしょう。
あの部分は、繊維質が多くてこのように大きくきった大根の煮物では使わない方がいいですよ。
やっぱり、ほっこりとした大根の食感を味わいたいじゃないですか。
知らなかった。
わたしは、まったく知らなかった。
大根の先の方が、辛味が強いことは知っていたが、こんなことは知らなかった。
一種の衝撃でした。
写真は、青首大根です。
その葉っぱのついているほうに青い色のついている部分があるでしょう。
ここは、煮物に向いていないと師匠はおっしゃるのです。
では、どのような料理に向いているのか。
それは言えませんよ。
ここまでだって、無理して書いているんですよ。
師匠に内緒で。
ばれたら、また大目玉だな。
こわいぞ、きっと…。
たまには料理もいいですよ。
深い深い…
ラベル: 食べ物
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