2007年8月1日水曜日

さらに「消えた天使」

この映画のコピーは、売らんかなとして書き綴ったムービーアイ(配給)の恥ずかしいものなのだが、
この映画「消えた天使」を謳う彼らの「信じられない結末」というコピーは、
それほど恥ずかしいものではない。

試写会を見終わって、わたしの前の階段を下りていく二人のご婦人は居丈高に
「あんな結論は見えていたわよ」
などとほざいていたが、
それは、あなたがたがあほなだけだ。

演芸ブーム、落語ブームと云い、わたしもよく出かけるが、
あの寄席で、この話の結末はどうなるだとか、
このくすぐりはこうなるだとか話しているクソたちを思い出してしまった。
昔の寄席は、それとわかる聞き上手がいて……

すまない、話を戻します。(講談調の司馬風のようにいえば「閑話休題」だが)

あのラストは犯人をあぶりだすために用意されたものではない。
よく見てみなさい。

アンドリュー・ラウがそんなちんけな仕掛けをするものか。
ただし、アメリカの現状をよく知らないものたちには、わたしも含めてなのだが、
うまく落ちない秀逸な仕掛けではある。

だとしてもあの階段を降りるおしゃべりな女たちを許すわけにはいかない。

あいつらが……

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