2007年10月19日金曜日

小沢一郎の実力



「福本じゅんいち」という男はいま、政界でとても重要な存在になりつつある、あるいはなってしまったのか。
以下は、公明党離党に関する彼の見解だ。

私の離党決意への理由について、新聞紙面では『公認されなかったことが不満で離党を表明した』という論調がほとんどだと思いますが、離党決意の最大のきっかけは、党からの非公認の理由説明にあります。

去年4月、冬柴幹事長に呼ばれ、神崎元代表同席のもと、公認しないことを告げられました。
『理由は何ですか』とお尋ねしたところ、神崎元代表から、『秘書の葬儀問題』とすぐに返事が返ってきて、冬柴幹事長もうなずいて同調されていました。
党議拘束に従わざるを得ない状況を察し、その場はひとまず引き取りましたが、"秘書の葬儀が理由"だとすぐに指摘された事に対して、承服できない気持ちはぬぐえませんでした。
5月に入り、太田代表が一次公認を発表した際、『後進に道を譲り勇退する』と言明され、支援して下さった方々に自らご説明する機会もないまま、私の非公認が公表される形となりました。

私の元政策秘書は去年1月に癌で亡くなりました。
当時ご遺族が決定なさった、ある仏教宗派の寺院で葬儀を執り行う事について、党から問題であると指摘されました。
さらに、考え直すよう、ご遺族に説得する指示を受け、私はご遺族に事情を説明しましたが、ご遺族が望む会場で、望む形で葬儀を行う事に、反対を強制することはできません。
一政治家である私が、信教の自由を奪うことが出来るわけがありません。
結局、葬儀に参列することも許されず、前日に自宅に伺う事しかできませんでした。
その宗派以外の形式であれば、他宗教であっても、当然のことながら何ら問題にはされません。
信教の自由に対して、『上司としての監督責任がなっていない』などと指摘されることは、誠に理解に苦しみます。
私が『アンチヒューマニズムの政党』と表現した理由はここにあります。
政党としてこのような判断を下す事に対し、異義を申し上げるのです。
この点では、あくまで党の判断を問いたいのであって、信教の話に触れてしまうという意味でも、また、ご遺族のお気持ちを尊重する意味でも、具体的に公表することは控えておりましたが、多くのご質問にお答えする為、ご説明させて頂きました。

この福本じゅんいちを小沢一郎が抱き込んだ。
そうとしか思えぬ質疑が国会で行われた。
先日の石井均氏の質問だ。
ここで彼は冬柴に「P献金」について尋ねる。
「P献金」とは何か。
「P」とはPresident。つまり池田大作だ。
公明党は彼に献金をしている。
この噂はもともとあったものだが、こうまで公にされたのははじめてだろう。

なぜに民主党はいま公にできたのか。

おそらく小沢が動いたに違いない。
そして彼が動く価値ありと判断したのは先の参議院選挙の勝利で証人喚問の権利を得たことにある。
先の参議院選挙勝利はかくも大きな力を小沢一郎に与えた。

公明党はなぜ自民党と組んでいるのか。
それもまた証人喚問できる自民党の力によるものだろう。
池田大作を国会に呼ばれ、政教分離のまやかしを暴かれては困るのだ。
政教分離は公明党の生命線だからだ。

もちろん小沢は池田大作を国会に呼んだりしないだろう。
その代わりに公明党から何かを得るに違いない。
それは何か。
政局を眺めていればわかる。
いま大きく政治は動いている。

野中レベルの男がいま自民党に入るのだろうか。
こういう世界だから政治は楽しいのだろう。

小沢一郎恐るべし。

だれか死ぬかもしれんなあ。

ちなみにこのことを三大紙は取り上げていない。
取り上げたのは日経、中日、時事通信。
マスコミはいまだに国民を馬鹿にしきっている。

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2 件のコメント:

Anonymous 匿名 さんは書きました...

うーむ。

この人の公明離党の話は聞いていましたが、こういう背景ですか。
(いろんな新聞をきちんと読まねば…)

しっかし、葬式にまでこんなイチャモンつけるとは。
人の心を踏みにじっている自覚はあるんでしょうか。

2007年10月22日 3:52  
Blogger とんぼ さんは書きました...

ないんでしょうね。
こわいね。

2007年10月29日 8:36  

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