2007年10月12日金曜日

一度や二度寝たとしても

わたしの身体はあちこちが少しづつ悪くなっていて、この前は虎ノ門病院へ腎臓の精密検査へと出かけたが、今日は今日とて新宿JR病院へ大腸ポリープの摘出に出かけた。

わたしの大腸ポリープ摘出は片山原子(かたやまアトム)先生が一手に引き受けてくれていて、彼へのわたしの信頼は厚い。
彼を一言で表せば変態である。
この場合の変態は変態性欲じゃないよ、正常じゃないという意味ね。
まず、手術の話をするときの彼のぎらぎらした目はネクロフィリアのごとき趣がある。
そら見ろ変態性欲ではないかと指摘されるかもしれないが、ここはもっと大きく括っておきたい。
片山さんはおもろい人だ。
そして、わたしをひどく疲れさせる。

今日も「山本さん、今回はありませんね~」と言いながら内視鏡を大腸の奥へ進めていたのであったが、
「ああ、ありました、ありました、盲腸のあたりですねえ、こんなに奥にまだ残っていたのか、で、どうします?」
「――どうしますって、片山先生、放っておいていいんですか?」
「~ん、まずいでしょうね」
「じゃあ、取ってくださいよ」
「うん、そうしますか、痛いですよ」
「痛い? 痛くないじゃないですか、いつも」
「まあね、いつもはねえ~、痛くないですかね、じゃあ、取りますよ」

というわけで、すったもんだがありながらもわたしは最後の大腸ポリープの摘出に成功したのでしたが、
さらに片山先生は追い討ちをかけたのでした。
「山本さんの大腸って憩室がいっぱいあるでしょ。」
「はあ」
「気をつけてくださいよ。」
「はあ~!」
「あの憩室が破裂したら、緊急開腹手術ですからね、うへへへ」
「うへへへってどう気をつけたらいいんですか?」
「まあ、破裂するほどいっぱいうんこを貯めなきゃいいんですけどね、うへへへ」
「……」
「片山先生、オレ帰るわ」

今日は、タイトルの通り出会いのことを書こうと思っていたんだけどさ、片山さんのことを書いているうちにオレ、熱出てきた。
今日はここまでにするわ。

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