エクスマキナ
JR病院で読んだもう一冊「喜びは悲しみのあとに」上原隆著を紹介したいのだが、そのまえに書いておきたいことやものに日々出会うのでなかなかこの一冊の話にたどり着けない。
何にも出会わずにただうだうだと生きているに過ぎないと思っていたのだが、それでもこうやっていくつかのことに出会っていることに改めて気づくと妙な気がする。
これを生きているという実感というにはあまりにたわいなさすぎるように思ったりもするが、生きていることがもともとたわいないことなのかもしれないと思ったりもするのだ。
「エクスマキナ」という映画の試写会に行ってきた。
原作:士郎正宗 監督:荒牧伸志 プロヂュース:ジョン・ウー 音楽監修:細野晴臣
とあるが、原作と監督がわからない。
アニメ映画としてどのあたりに位置する映像かわからない。
それはそれとして、映像を見たわたしはぶったまげた。
その前に見たのこの種のものは「スチーム・ボーイ」でこれにもぶったまげたが、アニメ(?)の世界ではこのくらいのレベルは当たり前なのだろうか。
お宅のような人に言わせればいろいろあるのだろうが、わたしなどはその絵に圧倒されっぱなしだ。
西暦2138年がその舞台だが、描かれるものは愛に代表される古くて新しいテーマだ。
時代設定や人物群が変わってもテーマは大きく変わらない。
主は変われど…、というわけだ。
それでいい。
このテーマが基調低音として流れていなくてはと思えるのだ。
ここで「エクスマキナ」のことをごちゃごちゃ書く気はないが、悪役というか敵役が魅力的であるとエンターテインメントは一気にしまる、という持論があるのだが、この映画の敵役はこの世のものとは思えないほど魅力的で美しい。
それが、なぜだかはよく理解できるのだ。
それはこの敵役が、実際にこの世のものではないからだ。
それにしてもなんという美しさ。
しかしながら、あらためて思う。
はじめて見る美しいものはいつも激しく感動的だ。
思えば、あのときおまえも… なんてね。
ラベル: 映画
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