シシャモ
われわれが普通食べているのは下の写真のシシャモであり、上のほうはあまり食べることはない。
理由は単純で、上のほうの価格が高いからである。
それは味というよりは漁獲量の問題だとわたしは思っている。
確かに上の本シシャモはうまいが、10匹で800円から、いいものは3000円あまりする。
そこまでのものではない。
下はカラフトシシャモ、カペリンだが、その安さは皆さんご承知のとおりだ。
しかし、カペリンをカペリンとして売っている店はない。
(あれは偽装ではないのかね)
まあ、わたしはあれはあれでいいと思う。
でないと回転すしなどは偽装のオンパレードだ。
さて、この本シシャモはもともとは結構取れたらしい。
聞けば200トン以上あったらしい。
それが、7トンくらいに減ったものだからあわてた。
1991年から4年間休漁している。
絶滅を恐れたのだろう。
それくらい北海道の人々は常食していた。
いまは、それでも70トンくらいにまで復活してきている。
さらに一種の能書き人の影響で多少高くとも食べるようになったが、それでも時々は食べてもいいのではないかくらいの話だ。
今でも北極海に分布するカペリンは日本人の食すシシャモの9割を占める。
カペリンは海で育ち川を遡上しないが、シシャモは川を遡上しそこで育つ。
別の生き物で味も違う。
ここまでが現状認識。
後はどうするかはあなたが決めればいい。
知っておくことはいいことだが、うまいものを食べているからといって、何かが変わるわけではない。
ただただ、趣味の問題だ。
趣味としては上等だとは思うが。
ラベル: 食べ物
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