2009年10月9日金曜日

あっという間に過ぎ去っていった

今回の台風はあっという間に過ぎ去って行った感が強いが、これは情報量によるのかもしれない。
二三日前からの台風一色のテレビ・ラジオ報道が強烈だった。

情報がイメージを変えるとはこのことかもしれない。
わけのわからない台風だったらずいぶん不安だったのかもしれない。

見知らぬ道を歩いていくことの多かった人間にとって情報を持つということは大きな力だったろう。
それは山を生業としたきこりや熊撃ちやきのこ取りにしてからがそうだったろう。

いまの世の中の不透明さは、経験ではなく構造が情報の偏りをもたらしていることから来るものかもしれない。
ただ、構造であっても経験であっても情報のもたらすアドバンテージは、果てしなく大きい。
情報のない者の無力感は情報に振り回されている間はとどまらない。

もし、情報に背を向ければ、それが異端の生き方であったとしても道は開けるかもしれない。

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