2009年12月29日火曜日

慣性の法則

身についたものは、なかなかに離れにくく哀しい行く末もある。

普段出ないものでも何かの拍子で飛び出してしまう身体に残った記憶に驚かされる。
酒に酔ったときなどはその好例だろう。

主に悪習ほど身体から離れないもので、とんと困ってしまう。
その悪習に身をゆだねれば、行き着く先は通りなれた道の果て。

新たな記憶を身に刻み付けるためには地道な毎日を送るしかない。
地道な毎日の底には意志が宿っている。
侮ってはならない。

地道だから平凡というわけでもないのだ。
その平凡にも見える地道さだけが悪習に対抗できる力を持っているように思う。
悪習には根深い慣性の法則があり、それが厄介なのだ。

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