2009年12月30日水曜日

満足な会話

会話に質を求めるのならば、満足な会話にはめったに出会わない。
飲み屋で上質な会話に当たるには飲み屋を絞るしかないし、絞ったあと、その人の得意分野を小出しに話してもらうのがいい。
そのとき控えめだと随分助かるな。

たいてい酒に酔った人は、何の根拠も下調べも(このときの会話のためにではなく、あるとき今からしゃべることを考えたことがあるという意味の下調べ)してはいないし、いつもにもまして思いつきをしゃべる。
思いつきが面白いということは稀有なことで、特におしゃべりにこの傾向はない。
ただ漠然と日ごろの生活と考えたことを話をしている。

それが飲み屋の会話だとわかっているから、わたしは飲み屋を好まない。
いい相手が見つかったときにその人と飲むだけのことである。

しかし、そういう相手はなかなか見つからない。
こうまで見つからないのは、わたし自身に問題があるせいだろうとも考えている。

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