2009年12月29日火曜日

邪魔

哀しいことにこの本もすでに読了していた。
読み進むごとに前に読んだ記憶がはっきりとなってくる。
今年はこの手の勘違いが多い。

「処刑の方程式」のあとでは、何かもの頼りなく感じる本だが、ページターナーが内容を重くさせるわけにもいかない。
けれどもいくつかの事件を組み合わせていく技量は奥田英朗氏はうまい。
これは初期のものでユーモアに欠けるが、それは精神科医・伊良部シリーズにある。

構成の妙とスピード感のある進行であった。
再読してうまさを知る。

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