2009年12月3日木曜日

片山原子(アトム)先生と再会

大腸ポリープの有無を検査せんと新宿JR病院に赴く。
もちろん内視鏡担当は片山先生を指名させていただいた。
本日は予約のみ。
検査は25日。
わたしのクリスマスは大腸内視鏡精査をもって祝される。
めでたいな、めでたいな、あ~らめでたいことで祝される。

しかし、久しぶりに会ったアトム先生は前と変わらず落ち着いた対応であった。
いまは外科のお医者さんになっておられました。
片山さんは手術が好きだからね。

好きでやっているというのはいい、権威もへったくれもないから。
好きで腕がいい、これに尽きる。

それで失敗したらごめんね、てなもんである。
そういうもんだ、医者から見た患者さんは。
その程度がいい。

あまり深く患者の生死に医者が自分の精神を煮詰めてしまうと思わぬことが生じる。
それが、ときに弊害も生じさせる。
前も語ったように医者の死は一般性を持つが患者の死は個別特殊性を持っているから所詮医術だけでは対応しきれないのだ。

それをしたいのなら名田庄村の中村先生になるしかない。
あの人は医者を辞めて名田庄村の村民として生きている。
そこに個別特殊性への細い道がほの見える。

片山先生は違う。
はじめから個別特殊性を見ない。
自分の好みと腕への信頼で患者に接する。
それはそれで一つの生き方だろう。

そうわたしは思って、片山さんを贔屓にしている。
贔屓じゃなければ、なんだこの医者はになるかもしれないが。

ラベル:

0 件のコメント:

コメントを投稿

登録 コメントの投稿 [Atom]

<< ホーム