2009年11月29日日曜日

グアム移転でさえ

思いやり予算があると言ってもアメリカ軍のグアム移転には4000億円かかるという。
そのアメリカは双子の赤字で瀕死の状態である。
さらにアフガンの戦費はかかるし資金繰りがおぼつかない。(しかも戦況もよろしくない)

まさにわらをもつかむ円高頼りである。

結果、グアム移転は当初よりも長引くだろう。
沖縄の人々が軍事基地から開放されるのは先となる。
というよりも軍事基地は入らないと言ってしまって廃止にしてもいいところなのである。

そうするとどこかの国から軍事的脅威があるというが、あるならあるでいいではないか。
非軍事的な発言で反論すればいい。

何しろ「貧困の共有」を目指すわが国であるのだから。

この世は金で回っているというのは本当で、その回っている金の力をなくしていかなければうんともすんともならない。
アメリカ軍の移転も金と無関係ではないし、軍事的バランスもそうであろう。

ところで、いま本気で他国に対し軍事的な侵略を考えている国があるのだろうか。
このものの売れない時代に守るべきは、食料とエネルギーだろうか。
侵略される国があるとすれば食料とエネルギーをもつ国だろう。
その中に日本が入ると思いますか?

よしんばそれ以外の理由で日本が侵略されたとしたらそれはそれでいいではないか。
そういう地球であったのだろう。
そう思うしかない。

軍事でなにを守ろうというのだ。
軍事で何を攻めようというのだ。

大国の思惑でやって、彼らが勝手に疲弊しただけのことではないか。
その歴史は悲惨だし、しかも表立つことは少ないが。

戦争の必要性を作ったのも大国ではないか、ただ富むためだけを思って。
日本も含め地球も夢を見ることを止めることから始めたい。
そう思う人々はいないのか。

このところときどき引っ張り出すマスードのような人がこの世界にはいた。
同じ国、アフガニスタンで日本の医師中村哲はいまも活動している。

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