2010年1月16日土曜日

いい飲み屋

いい飲み屋というのは自分にとっていい空間が流れている場所でしかない。
それは大いに年齢に関係していて、わたしなどはもう若い人がたむろする店で飲むことは厳しい。

初老の人が集まる店、たとえば思いで横丁の「カブト」や「ささもと」、渋谷の「森本」などがいい。
会話もまた迫り来ないほうがいい。
たゆたっていればそれでいい。

それが会話になっていないにしても、ゆったりとした気分を邪魔されるのはいやだ。
酒を飲むときくらいは、ぼんやりと虚空を眺めていたい。

そういう店も少なくなっているかもしれない。
ただ黙って居場所を提供していることがサービスだとわかるまでには時間がかかる。
そんな長い時間を経た飲み屋も少なくなった。

一人で飲むのに似合う店は、探さねばなかなか見つからない。
若者の喧騒はうんざりだ。
物思いにふける若者が好きだ。
そして、ときに過激な行動に出ればいい。

いい飲み屋のことを書き出したら、グチになってしまった。
しょうがないなあ。

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