2010年1月10日日曜日

居場所をなくした人間たち

居場所なんぞはどこにもないものだから、せっせと居場所のごときものを作る。
営巣本能とかいうではないか。

そういう努力を怠った人間があるとき自分の居場所がないことに気づくというのは哀しいもので、そういうわけで派遣村が出来たり、ホームレス仲間が出来たりする。

けれども居場所は一種のaddictionのなかにあるものだから、どこか醒めていれば、あてどなく彷徨するしかない。

家庭はいいものだと思う。
仲間もいいものだと思う。
仲良きことは美しきかな、とかいった人がいたが、あれは聞く人によっては切実だなあ。

そういう思いが強いのは、弱ってきた証拠だ。

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