2010年2月18日木曜日

刺激を求める人々

このところ電車に乗っている。
わたしのとっている行動は一般に通勤というらしいが、楽しいものではない。
生きる上の規則として受容しているが、心の底ではいずれ反逆してやると思っている。

いやいや、反逆の時期はすでに終わってしまっているのか。

さておき、電車の中でも人々は刺激を求めている。
読書は、まあいい。
わたしもしているから捨て置くとしよう。

問題は、IPODやIPHONE、携帯の類だ。
わたしはそばに居るだけでそれらの機器から激しい刺激を受けてしまう。
実際使用している彼らはいかばかりか。
そうではない、すでに麻痺してしまっているのか。

他人事と言えば他人事。
何ら問題はないが、一歩引いて考えれば、刺激に対する麻痺はよろしくないように思える。

それはピュシスから隔たり、ピュシスの存在さえ忘れ去るからだ。

そんなにピュシスが大事か?
そう問われれば答えるしかあるまい。

ピュシスの存在は大きい。
その存在を意識することで、何かが見えてきたりもする。

それが、今のところわたしにある大きな偏見のひとつだ。

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