クリーニング屋にて
今日の朝、久しぶりにクリーニング屋に行った。
単に昨日着たワイシャツをクリーニングしてもらいたいから行っただけのことであるが、そのとき、ひと悶着あった。
― ああ、今、ワイシャツ一枚って350円もするんだ。
これって、相場なの。
― ………。
― いや、ほかのお店もこんなもんなの。
― それは、わかりません。
― えっ、おまえのとこ、市場調査もやってないの!?
そんなことで、よう商売やっとるな、マーケット・リサーチもやってへんのか。
― ……。
それで、自分の語調の強さを改めて認識して、
― 悪かった、怒ってはいない。
キミの応対に気分を害して、言っただけだ。
と言いおいてそこを後にしたした。
それから死んだ親父を思い出した。
この精神の乱れは、文章を書いた影響なんかでは決してない。
これは、短気な親父の血だ。
あの、短気さをオレは引き継いでしまったのだ。
ふと、薄幸な母の姿が脳裏をよこぎった。
単に昨日着たワイシャツをクリーニングしてもらいたいから行っただけのことであるが、そのとき、ひと悶着あった。
― ああ、今、ワイシャツ一枚って350円もするんだ。
これって、相場なの。
― ………。
― いや、ほかのお店もこんなもんなの。
― それは、わかりません。
― えっ、おまえのとこ、市場調査もやってないの!?
そんなことで、よう商売やっとるな、マーケット・リサーチもやってへんのか。
― ……。
それで、自分の語調の強さを改めて認識して、
― 悪かった、怒ってはいない。
キミの応対に気分を害して、言っただけだ。
と言いおいてそこを後にしたした。
それから死んだ親父を思い出した。
この精神の乱れは、文章を書いた影響なんかでは決してない。
これは、短気な親父の血だ。
あの、短気さをオレは引き継いでしまったのだ。
ふと、薄幸な母の姿が脳裏をよこぎった。
ラベル: 日常
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