2010年3月29日月曜日

原発性アルドステロン症

原発性アルドステロン症を説明するのは愉快でない。
それを押して少し書けば、この病気は副腎皮質にできた腫瘍、あるいは過形成によりアルドステロンが異常に分泌してしまうという病である.

アルドステロンの血中濃度が上がれば、血中のNa濃度が上昇し、血漿浸透圧も上昇する。
血漿浸透圧の上昇は循環血漿量の上昇につながり、行き着くところ血圧の上昇となる。

これが、なぜ「原発性」と呼ばれるかといえば、異常をきたした副腎皮質を取り去らなければ、血圧の上昇は食い止められぬところにその命名の根拠がある。

わたしは、この原発性アルドステロン症をもつのだが、もう一つ今日受けた健康診断でわかったことがある。
その際、医者とこの病状のことを話したのだが、わたしの飲んでいる血圧降下剤がもっとも強いレベルのものであることを指摘された。

ご存知のように薬は次第次第に身体が順応して、効きが弱くなる。
アルドステロン症をもっている限り、わたしの血圧が下がることはない。
生活習慣を変えたところで気持ち下がるだけのことだ。

いずれ、薬の効きがさらに弱くなり、サイレントキラーと呼ばれる高血圧症によってわたしは脳出血や脳血栓、あるいは他の臓器不全で倒れることになる。
だったら取ればいいじゃんということになるが、わたしの症状は特殊で腫瘍も過形成もないのだ。
だから、どっちの副腎を取っていいのか外見からはわからない。
取ったはいいが、こっちじゃなかったでは他者にとっては笑い話だが、わたしはとても困る。
それで、手術を伸ばしてきたのだが、薬の効きが弱くなってきていることを今日、医者に指摘された。

取らずばなるまい。

手術は行わなければならない。
今年中に。

それで今、憂鬱になっている。
鬱ではない。

とても憂鬱だ。

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