あまりにも早い朝
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今朝も5時半過ぎに目が覚めてしまった。
それでもそんなに不快な目覚めではなかったことを考えれば、これはこれでよいのかもしれない。
睡眠不足はは睡眠時間を知った時から始まる。
なんとつまらぬ感覚か。
もっと自分の肉体が持つ感覚を信じなければ…、なぜ信じない。
哀れだな、おまえは…
そういうことが一瞬、頭をよぎったが、そんなことはすぐに忘れ、早い出勤のため起き出した細君の姿に怯えて、これは一大事と表へ飛び出した。
後から彼女の立てていたコーヒーの香が追ってくる。
わたしはそのまま散歩に向かう。
そこで知ることになるのだが、
撮ろう撮ろうと思っていた白木蓮が散りゆく直前となっていた。
しばらく前であれば、上の写真のようになる。
(この写真は残念ながらわたしが撮ったものではない)
今年は不義理をしてしまった。
多摩川の疎水ベリを歩いていると川に沿ってソメイヨシノが両側からせり出している。
つぼみはふくらみ始め、そのいくつかは咲き始めている。
いつもの年のように白木蓮から桜へと季節は移ろう。
わたしは睡眠不足を不覚にも自覚してしまい、細君の姿におびえて散歩に出ている。
そういう不甲斐ないわたしを木々に宿る花花は素知らぬ顔で迎えてくれた。
あるものは花の時期を終えかけて、あるものは満開へと向かいながら。
ラベル: 日常
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