桐島、部活やめるってよ
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抜群のキャッチコピーだ。
写真の表Ⅰの文字の改行は、朝井くんの発案なのか、それとも装丁家なのかな。
どっちでもいいか…
すばらしいコピーになっている。
時代を感じさせるね。
小説すばる新人賞を取った「桐島、部活やめるってよ」の高い評判が波及していく。
このブログを書いている今も、水際が波立っていることだろう。
著者の朝井リョウくんは、とても控えめな早稲田大学の現役生。
こんな小説が、小説すばる新人賞を取っちゃっていいのって風情が隠せない。
すばらしき表現者のもつ特徴的な資質、自己否定の回路を朝井くんも見事に具えている。
少し前に評判をとった「田村はまだか」浅倉かすみ著、と同じ形式を取るらしい。
もし、あなたが両方ともに読んでいないなら、ラッキーだ。
ゴールデンウィークに二冊読んで御覧なさい。
とても幸せな気分になれると思うよ。
なれると思う?
そうそう、ボクはまだ、「桐島、部活やめるってよ」を読んでいないから。
月末まで、カツカツの生活だから。
けど、久しぶりだな、読む前に名作ってわかってしまう本は。
楽しい作家が登場してくれた。
文学の世界にもまだ、才能が訪れてくれるということか。
いやいや、文学なんていっていること自体、もう古臭いのか。
じゃあ、こう言えばいいのか。
読む前から名作だとわかる本は久しぶりだ。
あの娘以来だな…そんなに前でもないか!? うん!
ラベル: 作品
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