2010年8月6日金曜日

その笑顔が眺められなければ

歳も関係あるだろう。
持って生まれた人を愛する能力のキャパのせいでもあるだろう。

わたしは、わたしの愛を確認するときに愚かな自問を用意している。

おまえは自分の耳が聞こえなくなった状態でも彼女を愛せるか?
おまえは自分の口がきけなくなった状態でも彼女を愛せるか?
お前は自分の目が見えなくなった状態でも彼女を愛せるか?
おまえは彼女に絶対に触れることが出来なくても彼女を愛せるか?

恋しいゆえに彼女に触れたく思う。
そういう感情があることはわかる。
わたしにも以前あったし、今もそういう思いにかられることはある。

けれども、あの子に対しては違う。
前述の四つの問いに対する答えはひとつを除いて、大きくイエスだ。

残りのひとつ、
お前は自分の目が見えなくなった状態で、彼女を愛せるかどうかには自信がない。

あのわたしに投げかける笑顔が見えないのであれば、わたしはこんなにもあの子を愛せないかもしれない。
あのしぐさが、あの汗をぬぐう時の表情が、戸惑った顔が、一瞬見せるニッコリが…
わたしの至高の幸せは彼女を眺めることに集約される。

この感情をなんと呼んでいいのか、今のわたしにはわからない。

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