2011年2月11日金曜日

久保利明

いま将棋界には7つの大きなタイトルがあります。

名人   羽生善治
竜王   渡辺明
王将   久保利明
王位   広瀬章人
棋聖   羽生善治
棋王   久保利明
王座   羽生善治

こんな分布図です。

興味のない方もいらっしゃるので、深く言及しませんが、このうち王将戦と棋王戦が現在進行中です。
王将には若き天才、豊島将之六段が挑み、棋王戦には渡辺明が挑んでいます。

久保には特徴があって、先手では三間飛車、それも石田流を多用します。
一方、後手では中飛車、ごきげん中飛車を多用します。
この二つの先方の研究は日進月歩で、久保は毎回その新しい研究と立ち向かわなければなりません。

その対応の華麗さは、彼を「さばきのアーティスト」とまで呼ばせています。

その久保の王将戦第三局と棋王戦第一局を眺めましたが、アーティストの名に恥じない美しい将棋で勝利を収めていました。

渡辺と羽生にばかり目がいっていたわたしは間違いでした。

久保利明は、渡辺にとって大きな壁です。
渡辺がどのように乗り越えていくかは知りませんが、久保利明は渡辺明へのひとつの大きな課題だと思います。

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