取り上げてほしいこと
昨日書いたわが青年には遠藤賢司で言えば「不滅の男」になっていただければうれしいことかぎりない。
わたしはといえば、ほんの数分なら「不滅の男」になれるだろうか。
何にせよわたしにも彼の青年にも「がんばれよ」は勘弁してもらいたいものだ。
昨日は、小朝の会見がメディアをにぎわした。
何の会見だったか知らないが、小朝の発言のなか離婚証明をラブレターに見立てるあの小説を宮本輝作としてはいけないだろう。
宮本輝も、名作「恋文」を実際に書いた連城三紀彦も少しばかりいやな思いをしただろう。
ねえ、小朝師匠、唄い調子を我が物にしようとしているあなたなら少しは恥ずかしくはないのだろうか。
とにかく何の意味もない会見だった。
少なくともわたしやこの国のマスコミの体たらくを知っている人間にとっては。
それよりさ、鳩山邦夫のアルカイダ発言をもう少し取り上げてはどうだろうか。
このあたりは上杉隆氏が詳しいのだろうが、少しわたしも書いておく。
あの「わたしの友達の友達はアルカイダです。」発言はそこここで馬鹿にされてはいるが、実際はそんなに馬鹿にされるほどでもない発言だ。
鳩山邦夫は政治家以外にチョウの収集家として有名だ。
それもかなり本格的な収集家として。
チョウ収集家も彼くらいになると珍チョウの収集のために東南アジアや南米へと出かける。
珍チョウは、そういった場所のジャングルなんぞに棲息している。
そしてそういう場所には珍チョウだけではなくもうひとつの生き物が棲息している。
それが、ゲリラというわけだ。
だからチョウ収集家はジャングルに入るには、チョウ以上にゲリラに顔が利くガイドを雇うことになる。
鳩山氏の友達は現地人の誰かでその誰かにゲリラに顔が利くガイドを紹介してもらったのだろう。
ゲリラにもっとも顔が利くのはもちろんゲリラである。
というわけで、
「わたしの友達の友達はアルカイダです。」
となるわけです。
今回の場合、鳩山氏はどうやらインドネシア爆弾テロの実行犯であるあるゲリラと知り合ってしまったらしい。
そのゲリラはすでに実名まで出ている。
では、なぜこの問題がおおっぴらにならないか。
鳩山氏がそのゲリラが日本に入ってきたときに何とかしろといったのは事実である。
言ったのは防衛庁の守屋だ。
そのときの防衛庁長官は石破茂、官房長官は福田康夫。
どこかで聞いた名前ではないですか。
「わたしの友達の友達はアルカイダです。」
の真意はそのままではない。
わたしの知っている大事な情報、つまりゲリラが日本に入ってきている、しかもインドネシア爆弾テロの実行犯が。
そのときおまえたちは何をしていたのかというのがその隠れた真意だ。
この場合、テロの前か後ろが大きな問題になるが、テロ以前でしかもテロの実行情報を事前に鳩山邦夫は知っていたのではないか。
そしてそれをとめようとして何度か防衛庁に接触したが、なしのつぶて、ということだと思う。
それは怒るはな。
そのときの当事者である守屋のことを当時ぼろくそに言っていたというのは、上杉さんがどこかに書いたか誰かにしゃべっている。
しかし、現行の大臣が、内部批判をしていいものかどうか、そのあたりが鳩山氏のぼけたところで、だからこそ問題発言として信用が置ける。
日本はテロに対してどういう立場を打ち出しているのかな。
わたしとは違う立場だが、テロに対して断固許さないという彼らの発言は、この程度のものだ。
誰も日本国民など守る気はない。
ましてやインドネシア国民など。
見ていて御覧なさい。
日本でも必ずテロは起こるから。
そして、彼らは知らんぷりするはずだから。
大丈夫かね、この国は。
だからさ、大丈夫じゃないんだよ、すでにこの国はずっと前から。
いやな国に住んでしまったぜ。
ラベル: 社会
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