2007年12月10日月曜日

たった一人の女さえ

たった一人の女さえ、愛することもできず、幸せにすることもできないわたしが云うようなことではないが、わたしの幸せは、孫先生という指圧師に出会ったことだ。
彼のことは前も書いたが、さらに筆を費やす。

彼を愛しているからだ。

吉林省から来た彼は、新宿区役所通り、風林会館の傍で「気楽堂」という店にいる。
ここからは、以前のブログと多く重なる。
書いておきたいわたしのわがままから書いているに過ぎない。

が、人を愛するということは、そのように同じことを重ねることで成り立っていることがある。

新宿では名の通った、「山口組」と唯一対抗できる組織の若親分が、生来の凝り性だったもので、手下を使って、新宿でいちばんの指圧師を探させた。
そのとき、最終的に白羽の矢が当たったのが、孫先生だ。
だから、彼らの組織力を考えるとき、新宿で一番は、孫先生なのだ。

重度の肩と首の凝りを持っているわたしは、最低でも月に一度は、彼のもとを訪れる。
そして、彼の施療のあと、いつも眠ってしまうのだ。
今日もそうだった。
不眠症のわたしが、みごとにすやすやと眠ってしまうのだ。

これを、我々の専門用語で「至福の時間」という。
「雌伏」じゃないよ。

こんな幸せがあれば、わたしはいつまでも生きていけると思う。

まったく違う方向から撃てば、うまいものを喰うなどということは、どうでもいいことだ。
もちろん、何人かの見るべき職人はいるのだが、うまいものなどは、どうでもいいことだと、過激に言ってしまいたい。

可愛い女が作る「肉じゃが」でいいではないか。
もちろん、こういったことは、たった一人の女さえ、愛することもできず、幸せにすることもできないわたしが云うようなことではないが…。

あんまり、ミシュラン騒ぎが大きいものだから、わたしの幸せをここに記してみました。

みなさん、振り回されてはいけないよ。
お互いにさ。

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