2007年12月2日日曜日

許されることをおいてのみ…

「らも」という文章を書いたあのらもの女房を思って今書いているのだが、
世の中には、許されることをおいてのみその存在を許される男がいる。
女性のことはわからない。
それはオレがただ、男だからと言う理由だけのことだ。

「らも」という読み物はなかなかのできであったが、同時に中島らもは最低だったんだなとわかる。
そのように、同じ種類の読み物、少し前に書いた「坂口安吾」も「高橋和巳」も「黒田三郎」も最低だった。
しかし、彼らにはわずかな才能と彼らを愛してくれる女がいた。
いつでも女は偉大だ。(これも男からの発言であることを許してほしい。)

すべて、わたしが男であるがゆえにほざく心からの思いだ。
そういう女に助けられてあいつらは生きた。
もちろん、わずかな才能はあったのだが…

世の中には、何の益体もない男達が渦巻いている。
昔、そういう男たちを許してくれた世間があった。
世間とは、つまり、女だ。

違う方向から言えば、女こそが世間だ。

もはや、そういう世間は薄くなった。
さらに言えば、そういう女は少なくなった。

だからなんだと言われれば、たった一つのことを言わなければならない。
クズのような男はこの世に生きにくくなった。

それでいいと言われれば、わたしに反論する言葉はない。

しかし、わたしを含めて、ただこの世に自分の思いとともに生きようとすることがそんなに悪いことなのだろうか。

わたしは、ふとそう思うことがある。

この世には、
許されることをおいてのみ生きていける人間がいるのだ。

寄り添ってあげてはくれないか、そういう、男に。

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