2007年11月22日木曜日

渡辺明


18時11分終局。
渡辺が、第20期竜王戦を3勝1敗とした。
強い勝ち方だった。
第2局の負けが、渡辺の凡ミスであったことを考えると、本当に佐藤、渡辺の格付けは済んだのかも知れない。
この格付けがどのようなことでなされたかはわからないが、勝負の世界はほんとうに恐ろしい。
あの一秒間に一億と三手読むといわれた佐藤康光が、渡辺に勝てない。
なんということなのだ。
いつか巻き返しがあるのだろうが、そういう日が確かに来るとはだれも考えてはいないだろう。

さて、時期は煮詰まった。
この竜王戦四連覇が完成すれば、いいよいよ羽生との一騎打ちだ。
羽生が揺らぐことがあれば、将棋界に激震が走る。
羽生世代の終末だ。
恐ろしい話だ。

ところで、そんなときにわたしは何をぶらぶらしているのだろうか。
腎臓に小さな瑕疵が見つかっただけで、何を恐れているのだろうか。
誰かにギュッと抱きしめてもらうことをこんなにも求めているわたしは、腰抜けではないのか。

第20期竜王戦第五局はは12月12日に始まる。

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