2008年8月30日土曜日

大雨が降っている

そりゃあ、これでも天変地異の一種なのだから、ニュースでもつければいろいろなことが起こっているし、それに対して、なにかうれしさを感じるというのは、人の道にあらずなのだが、もともと人の道を歩いているのではないのだから、ふとああ、すべて流してしまえなどと、のんきに激しいい雨の音を聞いている。

床上浸水や土砂崩れ、あるいは死人も出たというのになんと非道なとお叱りを受けるのだろうが、もともと自然に対しての感覚などはそういうもので、お叱りはすべて人間の側から出たものであり、最近はサルが、シカがイノシシが里に降りてきて困っているという発言や、遠い東南アジアに象の被害が起こっているのと変わりはないのではないだろうか。

ときどき、このように自然災害の危険にさらされて、人は自分たちのおろかさや脆弱さを感じながら生きていくものではないのだろうか。

避けられるものは人災に過ぎず、その意味でテレビの画面で久しぶりに見る中村哲氏の顔は見るに忍びなかった。

この大雨、人が生きていくうえの何かの救いにもなっていることを批判を覚悟にここに記しておきたい。

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