2008年11月29日土曜日

「型」の出来ていないものが、自分の工夫で好き勝手やっていると「型なし」になってしまう。
「型破り」とはある種ほめコトバだが、こうなるためには、しっかりと「型」を作らなければならない。

あらゆる創作で通用する話だろうが、ピカソのデッサンや熊谷守一のデッサンを思うときに得と納得する。

また、落語などの話芸にしてもへたくそが型破りにやっている舞台は見るに忍びない。
「型破り」ではなくてしっちゃかめっちゃかな「型なし」になっているからだ。

それだからこそ、芸事のはじめは模倣から始まるのであり、無駄に型ばかりを押し付けているのではない。

魅力的なオリジナルを創出するために通らなければならない道なのだろう。

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