2008年11月27日木曜日

第21期竜王戦


本日は第21期竜王戦第四局が戦われている。
ここまで、羽生の3連勝。
渡辺は一勝も返していない。

こういうことは羽生将棋にはよく出現する。
羽生に悪気はない。(大山との違いだ)
ただいい将棋を指そうと目指すだけである。
その結果、3番棒に勝つ(5番勝負で3-0の結果)、4番棒に勝つ(7番勝負で4-0の結果)という番勝負が数多く現れている。

これをやられる側はきつい。
その結果、羽生には勝てないのではないかという強迫観念にとらわれたりもする。

それでもと佐藤康光や森内俊之はやってきたし、羽生に格付けをさせなかった。(もちろん羽生のどこにもその意思はない、いい男なのだ)

佐藤、森内は確かに羽生は強いが、かならずしも負けると決まったわけではないとしてきた。

渡辺が今回4-0で敗れれば羽生に対して初めての経験になる。
渡辺明、まだまだ途上の棋士である。

誇り高く胸を張って生きていってほしい。
厳しき勝負の世界の中で。

ラベル: