23日の散策での塩見さんとの会話
散策の折、ふと話が横道にそれ「律速」について話した。
そのことをここにメモしておきたい。
「律速」とは、化学工学などの反応速度を論じる分野で使われていることばです。 「全体の反応速度を決めているのは何か」という問題を扱うときに使います。
素人考えでは、あるものがその複合反応速度を決定するときにその反応速度を決定しているそのものに焦点を当てる考え方です。
一般的には、
生協で長蛇の列ができているとき、それを複合反応速度と見立てて、
おぼんが足りない → 『おぼん律速』
おかずを分けるおばちゃんが足りない → 『おばちゃん律速』
レジのお姉さんの仕事が遅い → 『お姉さん律速』
などと理系の訳知り顔のお兄ちゃんやお姉ちゃんがたまに使います。
問題になっている「律速」を排除しなければ全体は動かないし、律速を問題外にして他がいくらがんばっても滞りは増えるばかりで、何の解決にもなりません。
そこで「おばちゃんに律速」とか掛け声を出して反応速度を調整したりします。
反応速度の速さでけを正義と見ない、自分たちに見合った速度を見抜いていこうという姿勢で、わたしは好感を覚えます。
もちろん反応速度を上げたければ、「おばちゃん」の部分をてこ入れすれば、律速は変化します。
長くなりましたが、わたしが言っていたのはこういうことで、オーディオもパソコンも律速している部分に手を入れなければ、その処理されるものの質は上がりません。
スピーカーだけよくしてもいい音は流れ出さないわけで、そこに律速という概念を知っているかどうかの面白さがあると思います。
追加しておけば、
律速段階
逐次反応において最も遅い素反応(過程)を律速段階(りっそくだんかい、rate-determining step)と呼ぶ。あるいは律速過程とも言う。それは最も遅い素反応(過程)が、複合反応の反応速度に対してつよい影響を及ぼし、その反応の振る舞い決定づける為である。
律速は、化学工学などの反応速度を論じる分野で使われていることばです。 「全体の反応速度を決めているのは何か」という問題を扱うときに使います。
そのことをここにメモしておきたい。
「律速」とは、化学工学などの反応速度を論じる分野で使われていることばです。 「全体の反応速度を決めているのは何か」という問題を扱うときに使います。
素人考えでは、あるものがその複合反応速度を決定するときにその反応速度を決定しているそのものに焦点を当てる考え方です。
一般的には、
生協で長蛇の列ができているとき、それを複合反応速度と見立てて、
おぼんが足りない → 『おぼん律速』
おかずを分けるおばちゃんが足りない → 『おばちゃん律速』
レジのお姉さんの仕事が遅い → 『お姉さん律速』
などと理系の訳知り顔のお兄ちゃんやお姉ちゃんがたまに使います。
問題になっている「律速」を排除しなければ全体は動かないし、律速を問題外にして他がいくらがんばっても滞りは増えるばかりで、何の解決にもなりません。
そこで「おばちゃんに律速」とか掛け声を出して反応速度を調整したりします。
反応速度の速さでけを正義と見ない、自分たちに見合った速度を見抜いていこうという姿勢で、わたしは好感を覚えます。
もちろん反応速度を上げたければ、「おばちゃん」の部分をてこ入れすれば、律速は変化します。
長くなりましたが、わたしが言っていたのはこういうことで、オーディオもパソコンも律速している部分に手を入れなければ、その処理されるものの質は上がりません。
スピーカーだけよくしてもいい音は流れ出さないわけで、そこに律速という概念を知っているかどうかの面白さがあると思います。
追加しておけば、
律速段階
逐次反応において最も遅い素反応(過程)を律速段階(りっそくだんかい、rate-determining step)と呼ぶ。あるいは律速過程とも言う。それは最も遅い素反応(過程)が、複合反応の反応速度に対してつよい影響を及ぼし、その反応の振る舞い決定づける為である。
律速は、化学工学などの反応速度を論じる分野で使われていることばです。 「全体の反応速度を決めているのは何か」という問題を扱うときに使います。
ラベル: 日常 考察
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