2008年11月21日金曜日

ドバイ

ドバイと言えば、2003年以降の発展は特に凄まじく、2004年の後半から続く原油高がその発展を更に後押ししている。2005年度の経済成長率は16%と高い成長率を見せており、2007年の実質GDPは1980億ディルハム(約6兆円)にまで達している。人口も220万人を超えたドバイは摩天楼の連なる幻惑的な都市国家として中東でも随一の繁栄を誇っている。
その都市開発も恐るべき力量で世界のクレーン車の三分の一はドバイに集まったなどとまことしやかに語られた。
砂漠に咲いたあだ花だ。
そのドバイ政府が以下のごとく声明を発表した。

ドバイ政府、金融危機対応で委員会 資金逃避の阻止ねらう
 アラブ首長国連邦(UAE)のドバイ首長国政府は、金融危機がドバイ経済に与える影響を調べ、対応策を立案する委員会を設置した。ドバイでは不動産部門を中心に景気減速への懸念が急速に広がっている。委員会は政府系デベロッパーや証券取引所のトップなど政府・経済界の要人6人で構成。包括的な対策を打ち出すことで資金逃避を食い止め、信用を回復する狙いがあるとみられる。

 ドバイ財務局幹部が講演で明らかにした。地元紙によると、委員会は不動産や金融部門が抱える借り入れの状況を調べ、ドバイの政府機関や政府系企業の債務への対応をまとめる。一連の対策をムハンマド首長に提出したうえで公表するという。

かような面にも実体経済の破綻は見える。

繰り返しておくが、ドバイは現在もっとも大きく発展を遂げている都市である。(あったか…)

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