2009年2月25日水曜日

絶望的な自己認識能力の欠如

案の定、麻生総理はオバマとの会談後に「とても大きな成果があった」と自画自賛したそうだ。

あれは、根っからのまぬけだ。
そしてこういう男を担いでいる国は終わったと思っていい。

ああ、反乱でも起こしたいなあ。

第58期王将戦を羽生善治と戦っている深浦康市が今日第五局を制した。
その結果羽生と深浦の通算成績は26勝26敗となった。
羽生に対してこれだけ戦い、これだけの戦績を残した棋士はいない。

その深浦になぜ羽生に勝てるかという質問がなされたことがある。

そのとき深浦は、
「なぜか羽生さんとは不思議に読み筋が合うんです」
そう答えた。

麻生氏には自己認識能力がまったく欠如している。
それは彼がそのように育った結果だろう。

深い自己認識能力は、あるぎりぎりの場所に自分を駆り出さなければ、なかなかつかないものである。
この条件をクリアするのがこの国のエリートには難しい。
また、日本の教育もそのことにあまり重きを置いていない。

自分がいかなるものかを考える場を提供してくれないし、そういうことが大切だとは誰も教えてくれないし、見せてくれない。

そもそも自分を見極めようとする人間など今では皆無に等しい。
しかし、自己認識能力がなければ都合のいいことだけをピックアップしながら生きることが可能になる。

言っておくが、その人間にとって目を閉じるだけで、耳をふさぐだけで、都合の悪いものは消えてなくなる。
その責任を麻生氏一人に覆いかぶせる気はないが、この国にはそのような手前勝手な態度で生きている人間が多すぎる。(それも中枢部に)

そうではない政治家がいれば助かるのだが、果たしているのかどうか。

「とても大きな成果があった」!?

笑わせるんじゃねえぞ。

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