2009年3月20日金曜日

また日韓戦だねえ

同じ日本という国が統治していたにもかかわらず韓国と台湾では随分と日本に対する態度が違う。
それは、台湾の場合が日本統治のあとにあの外省人と呼ばれる国民党の悪政の結果だろうか。
韓国と台湾で日本の統治に大きな違いがあったとは考えにくい。

にしても韓国の日本に対する燃え方は異常な感じがする。
そういえば、韓国と北朝鮮はもともと同じ国。
この二つの国は第二次世界大戦の落し物のように1948年に生まれた。
(1948年8月13日に李承晩が大韓民国の成立を宣言し、金日成がこれに対抗して自らも9月9日にソ連の後援を得て朝鮮民主主義人民共和国を成立させた)

その後、朝鮮戦争が起こる(1950年6月25日 - 1953年7月27日停戦、事実上終結)。

成立したばかりの大韓民国(韓国)と朝鮮民主主義人民共和国(北朝鮮)の間で朝鮮半島の主権を巡って、北朝鮮が韓国に侵略し勃発した国際戦争(1950年6月27日の国連安全保障理事会の決議では、北朝鮮による韓国への侵略戦争と定義している)、この戦争によって朝鮮全土が戦場となり荒廃し、朝鮮半島は南北二国による分断が確定されることになった。

この結果、北緯38度線は単なる境界線ではなく、事実上の「国境」となった。
と同時にわれわれの目に二つの異質な国家として映るようになってしまった。
同時にネガのごとく日本も二つの国家から憎むべく登場したのだろう。
皮肉なことに登場した日本はそれぞれ独立した二つの朝鮮半島の国で同じ様相を呈した。

そんなふうに見える、あの日本に対する反応は。

日韓戦と拉致問題。
意外に禍根は同じところにあるのかもしれない、誰も指摘はしないが。

他国を統治するということは、他者が誰かを統治するということは、いかなる善政をもってしたとしても、許されるようなことではあるまい。

詫びて、おのれの背をまっすぐに伸ばすことぐらいしか出来ないのではないか。
個人的にはそう思っている。

過去は直せないが、われわれには未来があるというのはその姿勢からの一貫である。

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