2009年3月16日月曜日

三つの睡眠剤と抗うつ剤

久しぶりに昨夜、三粒の薬の力を借りて眠ってみた。
その効果は覿面で、十時間以上の眠りとなった。
長い(永い)眠りはそれだけで安寧を与えてくれる。
起きた後、しばらくして気持ちが落ち着いてくるとき自分が装置としてもあることを思い知らしてくれる。

薬物を使っての眠りには若干の邪悪さが伴うがそれでも眠れることは安堵を産む。

もしも、このような形で死んでいくことが出来るならば、そういう一粒が開発され、人々に手軽に手に入るようになれば、多くの人が群れをなしてあの世へと旅立つのだろうか。

長き眠りのその後は目覚めだけとは限らない。

そして生きていくことだけが与件として正しいとは限らない。

「大きい死のなかの小さな生」

夢見て生きて生きたいものだ。

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