2009年4月6日月曜日

将棋界は大丈夫だろうか?

テレビのバラエティ番組の質の低下は目を覆うばかりだ。
その原因は予算の低下だ。
テレビ芸人は山ほどいる。
提供元がいくらいなくなっても、なんとでも番組は作ることができる。

それに視聴者がどこまでついていくかだ。
どこまでついていくのだろうね。

という具合にクルマ、大手家電をはじめ企業はこぞって広告費を恐ろしい勢いで減らし始めている。
それにしたがって多くの影響が出始めている。
そのひとつが、前述のテレビ番組の低俗化だ。(安く作らないといけないからね)

ところで、将棋界の主な収入は新聞上の将棋欄掲載だ。
もちろん新聞も広告費が激減している。
以前の広告主といまの広告主の差は掲載されている広告を注意してみればよくわかる。
各新聞が以前より安く違う業種に対し広告を載せてあげているわけだ。

そこで、将棋。
簡単にわかるように将棋欄が新聞からなくなったとしても、ほとんど問題はなかろう。(一部の熱烈な将棋ファン以外には)
だとすれば、新聞から将棋欄が消えるのもそう遠い話ではないのだろう。

将棋欄が新聞から消えれば、日本将棋連盟に入ってくる金が大幅に減少する。
大幅に減少すればその金で食っていた将棋連盟、連盟所属の棋士たちの取り分は減る。

はてさてどうしたものか。

ここで、新しい棋士の誕生に影響を与えるようなことだけはしないでほしい。
別の打開策を考えてほしい。

そもそもこういう難局面において妙手を編み出すのが将棋というゲームの醍醐味ではなかったのか。

ちなみに愛する我が息子は未来の棋士を目指し奨励会に属している。

いかに不可能に近い難事であろうとも、彼が棋士になることはいまでもわたしにとっての限りない僥倖である。

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