2009年8月22日土曜日

第50期王位戦7番勝負


第50期王位戦は、深浦康市王位と木村一基挑戦者の間で戦われているが、出だしは木村の三連勝で始まった。
それを昨日、第5局を125手で先手番深浦が制し対戦成績を2勝3敗とした。

ここで問題となるのは、昨年の羽生対渡辺の竜王戦。
この7番勝負で、はじめて3連敗後の4連勝が将棋界に産まれた。(囲碁界にはすでにある)

このことにより、3連敗4連勝に何の不思議もなくなった。
この気分が大きい。
はるか遠くの奇跡が日常に舞い降りてきたのだ。

深浦の最近は、絶好調に近い。
再びの奇跡も夢ではないだろう。(それを奇跡と呼んでいいのかどうかは問題だが)

深浦は現在竜王戦挑戦者決定戦(3番勝負)を森内と戦っているが、すでに先勝している。

もしかすると、今期の竜王戦は将棋界の3連敗4連勝男同士の戦いになるかもしれない、いや、そんな気がしてならないのだ。

そういう勢いが深浦にある。
ここしばらくで、深浦はさらに強くなっている。

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