2009年9月2日水曜日

新型インフルエンザ

北海道は31日、新型インフルエンザに感染した40代の女性保健師が8月30日に死亡したと発表した。死因は急性心不全。女性は健康診断で高血圧症とされていたという。新型インフルエンザ感染が疑われる死亡例は全国で8例目。

しっかりとしたニュース報道ではないか。
毎度書くように出はなぜ自殺報道が懇切丁寧ではないか。
もちろん、少年少女の話題性のあるいじめによる自殺、有名人の自殺などの報道はあるものの、そのほとんどは報道されない。

おそらく、それがこの国の実態だからだ。
一日に百人あまりの自殺者ということは、もうこれは戦争と同じ状態に入っているわけで、公に百人あまりというのは、おそらくそれ以上の自殺があるのだろうし、自殺に踏み切って死ねなかった例も信じられないほどあるのだろう。

交通事故死は事故後一日以内の死でなければ事故死の範疇に入れない。
自殺ではどうなのか?

とにかく、インフルエンザにワクチンを早急に用意しなければとマスコミも政府も躍起になっているが、自殺のほうに対する緊急の対策はどうなっているのか。

まさか自殺のほうは自己責任だと高をくくっているのではあるまいな。
自殺もまた追い込まれて死んでいく現象で、その現象が少し変われば犯罪へと向かう。
それが日本における妙な犯罪の形態をとっていることも一面の真実だ。

しっかりとしたデイリーの自殺報道を続ければ、この国が何をしなければならないか、そしてすでに何が手遅れになっているかわかってくるだろう。
この国にはすでに手遅れの部分がある。

そのこともまた、国民にしっかりと知らせなければならないのではないか。
そのためにパニックになったとしても。

インフルエンザ程度であれば(亡くなった人には申し訳ないが)、報道しても差し支えないのかい?

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