MAX 路上詩人
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MAX という路上詩人がいる。
路上で、即席の詩を客に書いて贈るという仕事だ。
今では、路上詩人は何人かいるが彼はそのうちの一人、サイコロを振って行き先を決めながら旅をしている。
立派なもんだ。
三重県の四日市になじみがあって、このMAX氏は、四日市の串揚げ屋一軒のなかにくまなく自分の詩を書き込んだ。
一階と二階だからかなりの量である。
もちろんここでいう詩とは現代詩ではない。
もっとたやすく人の心に入り込んでくる詩である。
たやすく入り込むために自分の顔を見せ、相手の顔を見て、目の前で字を書いてみせる。
それは明らかに現代詩ではないが、力として身近な人に向けては現代詩よりはっきりと強力に飛ぶ。
たいしたもんだ。
ラベル: 作品
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