2009年10月18日日曜日

新宿で飲む

久しぶりに新宿で飲むことになったものだから例の店へと向かう。
ここにはお気に入りの娘がいて、なんとも店になじんだ草履履き姿でいる。

あんまり見つめていると変態だと思われるから早々長くも見て入られないが、それでも垣間見るたびにいい風景だ。

こういう娘とならば一緒の時間を過ごしたくもあるが、それも距離の問題で、あまり近づきすぎれば娘のイメージは雲散霧消するだろう。
思えば、哀しいほど壊れやすいわたしの心に映る娘なのであった。

そうやって知人と話して飲んでいるうちに妙なものを見てしまった。
娘がネックレスをしていたのだ。

年頃の娘にネックレスとは当たり前すぎるほど当たり前の話なのだが、それに気づかなかった。

人はイメージに恋するとはよく言ったもので、きらきら光るゴールドのネックレスがわたしのイメージを壊すだなんて…、まるでストーカーの嫉妬心をになってしまったようにさえ感じられる。

いやいやこの心情、まさにストーカーなのかもしれない。
うなだれるしかあるまい。

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