2009年11月20日金曜日

高齢者への虐待

高齢者への虐待、2年連続で増加

 高齢者が家族や介護施設の職員らから虐待を受けたケースが2008年度1万5000件近くにのぼり、2年連続で増加したことが分かりました。
厚生労働省の調査によりますと、65歳以上の高齢者が家庭内で家族やなどから虐待を受けたと確認されたのは、今年3月までの1年間で1万4889件にのぼりました。
虐待の種類は暴力などの身体的虐待が64%、暴言などの心理的虐待が38%、またおむつを替えないなどの介護放棄も27%に達しています。(複数回答) 虐待を受けたのは女性がおよそ8割を占め、年齢別では80歳以上が40%あまりにのぼっています。
一方、虐待を加えていたのは息子が最も多く40.2%で、ついで夫(17.3%)、娘(15.1%)となっています。 死亡したケースは24件で、うち殺人が10件、介護放棄が5件、心中が2件、傷害致死が2件などで、2年連続で減少しました。また、介護サービスを利用している高齢者が介護施設の職員らから虐待を受けるケースは、1年間で70件ありました。
厚労省では3年前の高齢者虐待防止法の施行によりケアマネージャーなどからの通報が増え、高齢者虐待の実態が明るみになってきているとしています。


多くの説明は要らないだろう。
この社会にとって、老人は要らないものなのだ。
その老人を必要と感じる場合は、関係性を持った人間にとってだけの老人であり、そういった関係性を持たぬ老人たちはこれからも虐待が加え続けられるだろう。

これが、この社会の正体であり、長生きすることが正義ではないといったのはこの意味である。

社会のあるように人は踊る。
個人に責任はないとは言わないが、社会の構造が現象を産み出しているのならば、その減少を止めるのは大変だろう。

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