2009年11月15日日曜日

テレビのもつ力

昨今のテレビに顕著な力とは、見るものの思考力を奪っていく力だろう。

出演者の側は、どうにかしてテレビの世界に生き残りたいのだから、ああしたらどうかこうしたらどうかの思考力は根強くあるし、そのことをたゆまず考えた人間が生き残る。
けれどもそのことが、そのまま視聴者に思考力を与えることを意味はしない。
出演者がいかにいろいろと考えていたところで、それは出演者の側のことであって、視聴者とは別のところにある。

はっきり言えば、彼らにとって視聴率は大いに意味があるが視聴者個人に意味はない。

さて、彼らは視聴者個人をどう思っているかといえば、ものを考えない人々だと思っている。
なに、メディアリテラシーなどという横文字を持ち出すまでもなく、そのことはテレビを見ていればよくわかる。

わかりやすくわかりやすく、視聴者が何も考えなくてもすむように今のテレビ番組は作られている。
その結果、視聴者は何も考えない方向に導かれていく。

番組の間にコマーシャルが流れる。
あらま、よさそうな商品だこと、買ってみようかしら。
てなもんである。

テレビが一種の洗脳だというのはこのことである。

私見ではあるが、テレビを見るならば「YOU TUBE」を見るほうがいい。
「YOU TUBE」には、あなたに合った作品があるし、それを探すことも出来る。
中には、何事かを学ばなければならなくなってしまう作品もある。

「あの人に会いたい」というプログラムなどを見ているとしきりにそう思う。
かつてはいいテレビ番組もあったということだ。

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