2010年2月19日金曜日

彼らの内にある世界

ヘッドフォーンで音楽を聴いていようと、携帯をいじっていようと、何か機器を使ってゲームをしていようとす、べては内を向いている姿だ。
内というのはゲームの中も含めてだ。

ゲームの世界も彼らの中にあるのだろう。
だとしたら、彼らの内なる世界の総体はどのような姿をしているのだろう。
その世界はそもそも形となっていないのだろうか。
ばらばらになってしまったモザイク、それは根を詰めて組み立てればなにかの絵が立ち現れるジグソーパズルのピースではなく、ただ破片として破片足るべく散在している、そんな世界なのだろうか。

わたしはその世界を知らない。
知らないけれどもあれほど内向きの姿を見せられれば、どんな内があるのかと思う。
外への遮断は、内の世界のみすぼらしさを教えているのだろうか。

豊穣さとかけ離れた外の世界を眺めながらそういうことを感じることがある。

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