2010年3月3日水曜日

しばらくは彼女に助けられて

須賀敦子には「ウンベルト・サバ詩集」もあれば、ギンズブルグの翻訳「ある家族の会話」もある。
それに「ミラノ 霧の風景」「コルシア書店の仲間たち」「ヴェネツィアの宿」「トリエステの坂道」「ユルスナールの靴」とエッセイ群は続く。

いま読んでいるのは「霧のむこうに住みたい」で、おそらく集め損ねた彼女のエッセイを探し求めた最後のアンソロジーなのだろうが、何も語っていないようで静かに浸透する語り口がうれしい。

ここしばらくは彼女を頼って生きていければいいと思っている。

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