2010年3月13日土曜日

ネトゲー

インターネットゲーム、略してネトゲー。
こいつが異常に流行っていて中毒者が問題になっているとニュースでやっていた。
その内容を流した後でキャスターが「現実の社会に戻ってきてもらいたいものです」と中毒者に対してコメントしていた。

ま、そういうことだろうと思った。

コメンテーターは現実社会がうまく機能していると信じきっているのだが、なかなかどうして、そんなに安穏とした状況ではないのです。

現実社会の物語が終末段階を迎えつつあるものだから(わたしの見解だが)物語から放出される人間たちが現象としていろいろな場面に顕在化されているのであって、問題は放出された人間にあるのではなく、壊れつつある社会を覆う物語というシステムにある、そういうことだと思っている。

もはや、勤め人として存在することも困難になってきている状態の物語をかざして、ここへ戻って来いとはよく言えたものだ。
しかしながら、この状況は続くだろう。
まだまだ大丈夫だという意見が蔓延している。

物語については気をつけてしっかりと書くようにしますが、ここにある物語とはいわば宗教のようなもので、正しい生き方を示してくれます。
物語に沿って生きれば順風満帆、何の問題もなく人生が全うされるはずだったのですが、それがあちこちガタがきて、物語が物語を信じた人びとを支えきれなくなってきています。
それだからこそ、放り出された人びとは、いろいろなものにアディクトされるわけです。

問題はアディクトされる人びとではなく、アディクトされる人びとを生産してしまうガタのきた日本社会の物語システムにあるのです。

どこかでしっかりとこの物語の持つ弊害は書くことにします。
雑な書きっぷり、お詫びします。

ラベル:

0 件のコメント:

コメントを投稿

登録 コメントの投稿 [Atom]

<< ホーム