2011年1月15日土曜日

甘納豆を食す

「甘納豆を食す」なんて気取って書いてはみても、なに、ただ、人からいただいた甘納豆を食べているだけのことなのですが…、これがまたえらくうまい。
だいたいが甘みというのはこういうふうに効かすのかと納得させる押さえ加減にしばし黙祷…違うか。

「味の花壇」の甘納豆、うまいでげすよ。
な~んてネ。

ちょいと、あの黒門町、八代目桂文楽の逸話を思い出しまして、いやなに、あの「明烏」で甘納豆を食べるシーンがあまりにも絶品で寄席の売店の甘納豆が売り切れたという、あれ。

それとは話がぐいとずれますが、うまいものなんですね、甘納豆って。
うん、確かにうまい。
これは、間違いなく牛丼を超えるうまさだ。
当たり前かな、牛丼より高いんだから。

これは、職人の技ですね。

たいしたもんだ。
素人が食べても、甘納豆の向こうに職人が見える。

「へい、うまかったよ」

って、黒門町ならついと立ち上がって言うんでしょうね。

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