2008年1月10日木曜日

12月29日 帰郷


わたしが故郷に向かったのは、去年帰郷ラッシュのピークといわれた12月29日だった。
まあ、帰郷といってもいろいろあってね。
わたしのように、待つ人もいない空き箱の中に、あるいは冬の棺の中に入り込むための帰郷もあるわけさ。

故郷へ送付する何箱かの配送準備と手に持って帰るリュックの荷造り―― というか何をもって帰ったらいいかの選択にえらく時間がかかってしまい、そのまま眠らずに最寄り駅の始発、たしか午前4時39分に飛び乗ったのだ。それから、新宿なんかを経由して東京駅に着いたのが午前6時前。

そう言えば、その途中の新宿駅の上りと下りのエスカレーターがすれ違うとき、新宿・思いで横丁「埼玉屋」の野谷店長に声をかけられた。
ああ、最近ご無沙汰の「埼玉屋」にも来年は顔を出さなければと思ったっけが。

で、その東京駅が雑踏の渦。(写真は違うよ。これはもうすぐ皇太子様がいらっしゃる静かな東京駅)
東京の推計人口(平成19年12月)は、12,804,869人。
早朝からの雑踏を見ながら、わしゃ、とんでもないところ住んでいるんだと思ったさ。

それで、どれもこれも座れそうにない東海道新幹線のなかで、唯一ゆったりとした午前6時過ぎにでる「こだま」に乗ったというわけなんだ。
正確には6時23分東京発、名古屋着9時18分の「こだま561」16両編成(300系車両)にね。

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