2008年1月12日土曜日

大晦日そして新年まで

そのようにして、わたしの2007年は暮れていきました。
むかしをなつかしむように「毒猿」や「山猫の夏」や小田実や梅原猛や「AKIRA」や「火の鳥」を読みながら、うだうだと。
その間、頻繁にこの家の埃にむせながら…
そのむせるわが身を、ある種の意趣返しを受けているのだなあ、と思いながら…

そのなかで、ああ、この世はやるせない、と思ったそのときから、この家でわたしは鬱に入っていったのです。

今年もよろしく何ぞとはとてもいえない気分でした。
わたしの右手には、残り少ないマイスリーとサイレース(催眠導入剤と催眠安定剤です)があり、それを酒で流し込んだのでした。

それが、わたしの昨年の暮れであり、今年の始まりです。

この田舎には、除夜の鐘が鳴っていました。
ゴーン、ゴーンと鳴る音をしばらくは何者かが追ってきているかのように聞いていたわたしですが、そのうちに、ああ、これは除夜の鐘だとわかりました。
そのわかるかわからない間にわたしは、今年最後の眠りについたのです。
酒と薬の力を借りて。

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1 件のコメント:

Anonymous 匿名 さんは書きました...

がんばってるな。

2008年1月23日 8:18  

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