ろうそくとパソコン
わたしの愛した女は、あるいは、愛しきった女はここにはいない。
遠い、三重の空の下にいる、なんてね、こう書いたとしても、負担を感じちゃだめだよ。
ときに、あまりにわたしに金がないものだから、いろいろと工夫する。
いまや、取りざたされない「ろうそく」だけれど、あれはいいぞ。
人は灯を見ることに飢えているのかもしれない。
そう、思う、夜もあれば、雨戸を閉め切った昼もある。
灯をみながら、ふと、言わないでもいい言葉をひとりごちてしまうときがある。
ろうそくの灯、もしかすれば、大きな象徴になるのかもしれない。
そうでなくても、おまえのゆらゆら揺れる姿が好きだ。
ろうそくの灯よ。
ラベル: 作品
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