2008年8月6日水曜日

多民族国家中国

中国の国家公安部が暴動、ストライキの統計を発表している。

2003年に58000件、04年は74000件。そして2005年はついに87000件。このペースだと2006年は軽く十万件を越えることになる。しかも、これらの数字は既報の通り、100人以下の規模のものを含めない。

と、少し古いが、統計の発表がある。
中国は民族国家であるのは、よく知られているが、他民族を抑えるのはかように難しい。
武力がその代表的な手段だが、その手段に危険性が大きくあるのはご存知のことだろう。

民族の結束は、それほどに強い。
韓国がすごい(竹島問題にしても)、中国(漢民族)がすごいというが、あれは民族だ。

日本に民族意識はあるか?

それを書くのは、もう少し、学んでからのあとの作業になるだろう。(小熊英二さんらを…、しかし、何も知らないなあ)

さて、話は戻り、中国は明らかに多民族国家で、それを漢民族が支配してきたに近い。(中国史上、漢民族以外の支配は二度しかない)
常に他民族は追いやられ、怨讐を抱く。
それは、中国政府がいかなる統治方法をとってきたかによるが、これに関しては報道管制も引かれており、軽々に論じてはなるまい。

ただ、予感しておかなければならないことは、ウィグルの問題は、ウィグルだけの問題ではなく、中国の抱えた民族問題の象徴で、武力統制の強化でオリンピックを乗り切ったとしても、その後は暗澹たるものだろうということだ。

中国の今後にみなさんが、注目されることを期待する。
それも多民族国家としての中国に。

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